輝く場所を見つけ出そう! ペインクリニックにおける看護師の役割

ペインクリニックにおける看護師の役割

ペインクリニックとは、薬物療法や心理療法を用いて、疼痛(とうつう)や神経症状の緩和を目指す医療外来のことを指します。
中には、麻酔科外来として活動しているペインクリニックもあります。

一般的にペインクリニックは、完全予約制です。
そのためペインクリニックで働く看護師は、基本的にバタバタすることはないでしょう。

主な仕事内容は、受付や問診・処置の介助・処置後のアフターフォローです。
これらの仕事がそれぞれ分担されており、ローテーションで均等に割り当てられることが多いようです。

ペインクリニックで働く看護師は、患者さんの痛みの度合いを正確に把握する能力が求められます。
正確に患者さんの痛みの症状を聞き取り、痛みの程度を評価しなければなりません。

痛みの程度は、患者さんが感じる痛みの感想だけでなく、これまでの症歴や服薬状況、あるいは治療履歴などからの判断も必要です。
次に、その症状を医師に伝なければなりません。
これにより、患者さんの処置方法が大きく変わるため、とても大切な仕事であるといえるでしょう。

また、処置の際に神経ブロック注射をすることが少なくありません。
そのため、整形外科看護や手術室看護などの経験がある看護師は、そのスキルをいかして活躍しやすい現場であるといえます。
処置後には、経過観察や記録といったアフターフォローが求められます。

なお、ペインクリニックは認知度が一般的に高いとはいえません。
そのため、ポスターの制作やホームページなどでの周知活動、症例や治療例についての資料作成など、ペインクリニックの周知活動を看護師が担当することも珍しくありません。

このようにペインクリニックは専門性が高く、独自的な活動をしているケースが多いため、特徴的なスキルを身に付けたい看護師におすすめの職場だといえます。
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